未来を信じ、今を生き切る! 

公開日: : 最終更新日:2013/11/28 リーダーのこの一言が組織を変える!

Pocket

(機関誌134号2012年3月)
あなたはこの一年で何が変わり、これからの一年で何を深めていきますか?

1.こんな出来事が!

あれから一年の時が刻まれた。たかが一年、されど一年。皆様はどの様な想いでこの日を迎え、どの様に過ごされただろうか。

3月11日。誰しもが忘れることのできない、そして今後も決して忘れてはならない日が巡ってきた。死者・行方不明者およそ2万人、避難者は未だ35万人(2012年3月11日現在、警察庁・復興庁発表)。

大きな揺れの後、沿岸部を襲った津波。続く停電、火災、社会的インフラの機能停止。その後も原発被害に対する遅れた対応や不透明さ、拡散の恐怖と闘う日々──。自然に対する人間の無力さや個人での力不足を改めて味わう毎日であった。

一方、全国から参加したボランティアの数は累計94万人を超えるという(※参照:「災害ボランティアセンターで受け付けた活動者」・全社協 被災地支援・災害ボランティア情報より)。“頑張ろう東北!頑張ろう日本!”の合言葉での復興活動。助け合い、絆を深め、一体(チーム)となった人間の強さや素晴らしさもそれ以上に実感した一年であったように想う。

2.私の想い

一年前を振り返ると、海外の方をはじめとして日本を脱出する人も大勢いた。しかし私自身は、歴史に残るこの瞬間に“生きた証し”として、是が非でも現地の今をこの目、この耳、この鼻と、五感を通じて感じたかった。被災地に住むお客様の状態も気がかりであった。そして、わずかでもいい、何かお役に立ちたいと願っていたのである。

福島第一原発は、自宅のある東京・西東京市から直線距離で約230km。年度始まり前後である4月の仕事の折り合いを何とかつけ、まずはお客様の情況を確認しよう、そして、何かお手伝いは出来ないか・・・と想いを巡らせ、被災地に向け自転車を走らせたのだ。

現地は、「時が解決する・・・」「時間が経てば・・・」という言葉が全く無意味に感じる位、とてつもない状況であった。その場に立ち尽くすしかできなかったことが昨日のことのように脳裏に浮かんでくる。

その後は、“今、自分に何ができるか”という言葉を常にこころに投げ掛け続けた。

そして私は、この一年、少しでも多くの人に、現地を見てボランティアをさせて頂いた中で感じたことを伝えるということで、取り組みを続けてきた様に想う。

  被災地(福島)にて

3.日々への影響

そして、一年目を迎えた先日。私は、日本が列強の支配下に堕ち、隣国の清の如く実質植民地化されかねない状態の中、国としての崩壊の危機を救ったあの坂本龍馬が眠る京都・東山の地を訪れたのである。

諸外国の脅威もさることながら、開国と攘夷、長州と薩摩等々からあふれ出る国難に対して、独自の思想と行動力から命を顧みず突き進んだ龍馬。船中八策を表し大政奉還を実現するも、そのわずか一ヶ月後、33歳の誕生日に暗殺された龍馬。彼が現代に生きていたら、何を想いどの様な策を表すだろうか。──私はその姿を前にただただ想いを巡らせたのである。

  坂本龍馬と中岡慎太郎のお墓(左奥)と銅像 <京都市東山霊山>

4.生活・志(仕)事の中での実践

この京都からの帰り道、ふとこころに蘇ってきた言葉があった。それは、“宇宙に一撃を与えたい(I want to put a ding in the universe.)”という言葉。そう、コンピューターという“機械(モノ)”に躍動感あふれる命を吹き込み、音楽や映像を変え、世界中に数多くの喜びを創造したスティーブ・ジョブズ。彼の遺した私の大好きな言葉である。

──幸せで豊かな未来に想いをはせ、今を妥協なく生きた、龍馬とジョブズ。限りある人生で何を実現するのか、周りに何で覚えられたいと願っているのか・・・。社会と自分の繋がり(“何”で社会に貢献するのか)というものと、自分自身の八策の原点(何があるからその貢献をしたいか、いかに貢献するのか)を見つめ直す素晴らしい3.11となった。
たかが80年、されど80年(龍馬は33年、ジョブズは56年間しかなかったが)。時間は有限かもしれないが、想いは無限に広がるのだ(時間は有限、想いは無限!)。

あなたご自身は何を感じ、何に取り組んでおられますか?

5.毎日の言葉 

  • 「自然に対する人の無力さや個人での力不足」
  • 「助け合い、絆を深め、一体(チーム)となった人間の強さや素晴らしさ」
  • 「宇宙に一撃を与えたい(I want to put a ding in the universe.)」
  • 「幸せで豊かな未来に想いをはせ、今を妥協なく生きる」
  • 「時間は有限、想いは無限!」

6.自分を見つめる問いかけ

  1. あなたはこの一年で何が変わり、これからの一年で何を深めていかれますか?
  2.  あなたは〝何〟で社会に貢献しようと想われますか?
  3. あなたは何があるからその貢献をしたいのでしょうか、又、いかに貢献していかれるのでしょうか?
Pocket

関連記事

リーダーのこの一言が組織を変える!

本は、著者の生き様を感じその教えを実行した時に付加価値が生れる

(機関誌4号2001年4月) 真剣にアウトプットすることが、インプットしたものの理解と実行をより確

記事を読む

リーダーのこの一言が組織を変える!

人生という航海を羅針盤(コンパス)なしで進んでいませんか!

(機関誌19号2002年7月) 人生に正解を求めず、進路の選択を行なうことで毎日の行動が変わる!!

記事を読む

リーダーのこの一言が組織を変える!

知らず知らず増えていくもの――ムダ(無駄)・ハデ(派手)・グチ(愚痴)!

(機関誌88号2008年4月) 得たいものがたまる人・たまらない人、ため込んでいるものの違いは?

記事を読む

リーダーのこの一言が組織を変える!

知識や言葉だけではなく、人間としての誠実な態度・行動が信用を育む

(機関誌23号2002年11月) 末永いお付きあいには、専門性よ り『人間性』が重要だ! 1.こ

記事を読む

リーダーのこの一言が組織を変える!

パートナーシップ(相手との関係創り)は、自らの姿勢を正すことが第一歩

(機関誌47号2004年11月) 真の人間関係を育むには、50×50(フィフティフィフティ)の考え

記事を読む

リーダーのこの一言が組織を変える!

志(仕)事で得られる人々との絆や感動は、人生の最高の宝物!

(機関誌31号2003年7月) まわりへの配慮は、人間関係の豊かさとなって必ずはね返ってくる 1

記事を読む

リーダーのこの一言が組織を変える!

時間の不足を嘆(なげ)かず、(見落としがちだが)確かに有る時間に感謝!

(機関誌71号2006年11月) あなたは、「もう」と「まだ」─―どちらを口にすることが多いでしょ

記事を読む

リーダーのこの一言が組織を変える!

数字感覚を養うには、習うより慣れよ!

(機関誌86号2008年2月) あなたは日常、数字にどれ位触れていますか? 1.こんな出来事が!

記事を読む

リーダーのこの一言が組織を変える!

病気だけを治せる医師はいるが、こころを癒し真に病人を治せる医師は少ない

(機関誌2号2001年2月) こころへの徹底した関心と理解が、相手との信頼関係を確かなものにする

記事を読む

リーダーのこの一言が組織を変える!

愛情と信頼をベースにした厳しい関わりが、互いの真の成長とこころの豊かさ生む

(機関誌10号2001年10月) やり方・テクニックではなく、相手への「あり方」そのものが問われる

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


*

スパム対策のため日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。

no image
2016年の御礼と、2017年のご挨拶

2016年は、e-経営者.com並びに フューチャサポートをご愛顧い

関東食糧経営理念
仕事を通じて自分がどうなりたいか? ―“自分たちが地域の食を支えている”という想い 連載「新入社員が企業を変える?!」第1回(Part 3)

連載「新入社員が企業を変える?!」第1回 仕事を通じて自分がどうなり

関東食糧株式会社 社長 臼田真一朗様
仕事に情熱を傾け、真剣に取り組む上で一番大切なことは? ― 仕事と人生は表裏一体 連載「新入社員が企業を変える?!」第1回(Part 2)

連載「新入社員が企業を変える?!」第1回 仕事に情熱を傾け、真剣に取

関東食糧株式会社 代表取締役社長 臼田真一朗氏
新卒・若手社員の採用育成に懸ける想いとは? ― 社員が『教えていく』文化の醸成 連載「新入社員が企業を変える?!」第1回(Part 1)

連載「新入社員が企業を変える?!」第1回 新卒・若手社員の採用育成に

no image
2015年の御礼と、2016年のご挨拶

2015年は、e-経営者.com並びに フューチャサポートをご愛顧い

→もっと見る

PAGE TOP ↑