まとまった1時間が取れなくとも、小刻みな15分であれば4回取れる!

事例体験から学びたい!

まとまった1時間が取れなくとも、小刻みな15分であれば4回取れる!

こんな出来事が!

先日、テレビショッピングに関わるお仕事をされているリーダーの方と、情報交換をさせて頂く機会があった。

話は、売れ筋商品のことや訴求力の打ち出し方、伝達力をあげる上での工夫、人材育成や戦略面にまで、多岐に渡り、興味深いものばかり。

中でも特に感じ入り、関心をもったお話の一つが、売り上げ額の捉え方であった。

通常の企業であれば、年間売上げや月額の売上げが話題になることが多い。

もちろん小売店や外食産業等は、1日当たりの売上げがテーマになることも珍しくないだろう。

しかし、この業界では、1時間単位の売上額の集計にとどまらず、1分当たりの売上げ管理が行われているということだった。

当然、商品紹介で何を伝えたときに発注が増え、逆にどのような時が伸びないのかが明白であり、データに裏打ちされた改善や改良が瞬時に行われる。

1時間でもなく、10分でもない。ましてや1日や1週間でもない。

1分という刻々と変わる状況や変化を捉え、手を打っていく。

まさしく日進月歩ではなく秒進分歩の世界なのだ。

私の想い

このお話を伺った時、研修や講演・セミナー等の際、受講生の方々が集まる光景がふと私の脳裏に浮かんだ。

多くの場合、研修のスタート15分ぐらい前から徐々に集まり始め、時間までにほとんどの人が集う(会社や業界によっては遅れる人が出る場合もある)。

ある鉄道会社での研修は、この日常の風景が違った。

15分前どころか10分前でも来られる方はない。

しかし、3分前にはものの見事に全ての人が着席をし、スタートを待たれるということがあった。もちろん遅刻者は皆無である。

自社や自業界の時間感覚の当たり前が、他社や他業界での当たり前とは違うとしみじみ感じた瞬間であった。

日々への影響

こうして時間感覚や時間の単位というものに意識が高まる中、私は改めて時間は創るものという想いに満たされていったのである。

時間はないのではなく、時間を生み出す工夫がないだけ。

自分への戒めも含めさらに言えば、時間がないと言い訳する人は、時間を創り出す工夫がないと自らの無能さを白状している様なものではないだろうか。

ただ、時間に対する見方や考え方に違いが生まれてきても、最初の一歩、つまり具体的な行動をなかなか踏み出せなかったり、定着させきれていないという人は少なくない。

そこで今回私が着目したのは、まとまった1時間が取れなくとも、小刻みな15分であれば4回取れる! というものだ。

(この15分を取れない人であれば、10分を3回という30分=半時間でもいいのではないだろうか。)

結果、合わせればそこそこまとまりのある時間を生み出せたことになる。

生活・志(仕)事の中での実践

人生80年、限られた時間の中で我々一人ひとりは何を実現したいのか。時間を生み出すことはできても、人生(や仕事)を生み出す(人生・仕事でこれを実現したいという想い、結果を生み出す)ことは容易ではない。人生(や仕事)を生み出すからこそ、真の意味で時間を生み出すことができるのではないだろうか。

このことを成し遂げたい、あのことができるようになりたい。例えば、英語を話し世界中の人々と直接つながりたい。お客様をもっと笑顔にしたい、お役に立ちたい。家族や周りに今よりさらに喜んでもらいたい等々。

15分という時間を生かすも殺すも、あなたの熱い想いに掛かっているのかもしれない。
あなたご自身は何を感じ、何に取り組んでおられますか?

毎日の言葉

  • 「1分当たりの売上げ管理」
  • 「日進月歩ではなく秒進分歩」
  • 「時間は創るもの」
  • 「時間はないのではなく、時間を生み出す工夫がない」
  • 「人生(や仕事)を生み出すからこそ、真の意味で時間を生み出すことができる」
水野秀則
水野秀則

  1. あなたにとって、身近な時間の単位は何でしょうか?
  2. あなたやあなたの周りの人は、「忙しい」をどれだけ口にされるでしょうか?

参考:自分の希望する時間の使い方ができているとおもうか(参照:内閣府「男女のライフスタイルに関する意識調査」(平成21年)より

⇒自分の希望する時間の使い方が出来ている!と真に思っている人は6.9%と意外に少ないようですね。

(2019年7月27日リライト)

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